こんにちは。株式会社 うなぁ沖縄のスタッフ 神山です。
2023年9月24日(日)に沖縄県平和祈念資料館にて「平和朗読講習会」を実施いたしました。
このイベントは、今年度弊社が受託・運営を行う
沖縄県主催の「沖縄平和啓発プロモーション事業 御万人ぴーすふるアクション」の
一環として実施されたもので、下は小学生から上は80代まで幅広い年代から55人が参加してくれました。
沖縄戦を未来の世代に伝えるための新しい平和学習方法として、「朗読」の技を学ぶための講習会が開催されました。
講師として、琉球放送(RBC)の仲村美涼アナウンサー、田久保諭アナウンサーをお招きし、
声の出し方から朗読プランの立て方まで学ぶ時間となりました。
〇プログラム〇 ①あいさつ 新垣 耕 班長 (沖縄県 女性力・平和推進課) 前川 早由利 館長 (沖縄県立平和祈念資料館) ②朗読の基礎講座 仲村美涼 アナウンサー (琉球放送) ③RBC朗読会の紹介 仲村 美涼 アナウンサー(琉球放送) 田久保 諭 アナウンサー(琉球放送) ④朗読プランづくり(グループワーク) ⑤朗読プラン発表
①あいさつ
この事業の主管部署である、沖縄県子ども生活福祉部 女性力・平和推進課より平和推進班 新垣 耕 班長、
そして、このイベントの開催にあたって多大なるご協力をいただいた
沖縄県立平和祈念資料館の前川 早由利 館長から挨拶をいただきました。
②朗読の基礎講座
続いては、琉球放送の仲村美涼 アナウンサーより、朗読の基礎となる声の出し方を教えていただきました。
体から声が出る仕組みから、発声の為の体のほぐし方まで終始楽しい雰囲気で皆さん参加している様子でした。
③RBC朗読会の紹介
お昼休憩をはさんで午後の部最初のプログラムは琉球放送(RBC)が長年行う、平和朗読の取組紹介でした。
平和朗読を行うにあたって、仲村アナウンサーが行う事前取材の仕方やこれまでの朗読作品の音源の再生もあり、
貴重な機会となりました。
④朗読プランづくり(グループワーク)
平和朗読への向き合い方を学んだ後は、実際に参加者の皆さんが持ち寄った資料を基に、
各自で平和朗読のプラン作成を行いました。
プラン作成は年代ごとにグループ分けし、年が近い参加者同士、
互いのこれまでの活動やお悩み相談など交流が生まれていました。
⑤朗読プラン発表
グループで朗読プランを作成した後は、各グループから選ばれた
代表1名が全体に向けて作成したプランの発表を行いました。
〇参加者の感想
- 朗読は単なる「技術」ではなく、相手に伝える「表現手法」だという事で、
沖縄戦体験を深く理解する/改めて捉えることができた。
- 学生の参加が多く、関心の高さに驚きました。積極的な発表も素晴らしかった。
朗読はそれ自体はもちろん意義はあるが、そこに至るまでの取材、聞き取りなどを通して沖縄戦の追体験をしたり、
伝えたいと思って活動している人の心の内を知ることになる。そこにこそ、平和学習になりうる素材があると思いました。
- 朗読会が始まる前に、資料館を見て回りました。恥ずかしい話、僕は中学の頃に一度来ただけで、
しっかりと見て回ったことがありません。実際回ると、これらのことが数十年前にこの地で本当に起きたことなんだ!と、
痛感しました。戦争のことは、史実や教科書の出来事でしたが、今回でとても身近に感じました。