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豊見城中学校で出前授業を行いました!(沖縄平和啓発プロモーション事業)

2023年10月27日に豊見城市立豊見城中学校3年生280名を対象に
沖縄平和啓発プロモーション事業 御万人ぴーすふるアクション 「世界に羽ばたくウチナーンチュ」の出前授業を行いました!

戦後、荒廃した沖縄を救うために協力したハワイのウチナーンチュの人々の話を題材に平和について考えました。

〇プログラム〇

1. オープニング

2. 沖縄移民クイズ

3. フォトランゲージ

4. 先生方による、朗読

5. 移民小唄

 

1. オープニング

授業の初めに、沖縄県子ども生活福祉部 女性力・平和推進課の大湾副参事より
事業説明とご挨拶をいただきました。

 

2. 沖縄移民クイズ

事前に、世界のウチナーンチュについて、先生方から授業で聞いていると言う
豊見城中学校の皆さん。クイズを通してその知識を深めていきました。

 

3. フォトランゲージ

次に、グループになり、世界のウチナンチュに関する3枚の写真を使い
ストーリーを作ってもらいました。

皆さん積極的に自分たちが作ったストーリーを発表してくれました。

 

4. 先生方による、朗読

ハワイのウチナーンチュが沖縄に豚や物資を届けた物語を
国語の先生と理科の先生に読んでいただきました。
お二人ともとても素敵な朗読で、まるでラジオパーソナリティーのようでした。

5. 移民小唄

授業の終わりは、「移民小唄」を通して、沖縄から世界へ移民に行った
当時の人々の思いを知る時間としました

〇授業前/後アンケート

〈事前アンケート〉

5.2%の生徒が「はい」/ 89..7%の生徒が「いいえ」/   

   5.1%の生徒が「平和じゃないところもある」「一部は平和ではない」「その人次第」などと答えてくれました。

 

〈授業前アンケート〉

〈授業後アンケート〉

授業前アンケートの結果との比較してみると、

・できると思う                       15.0% ⇒ 28.7%

・何かはできると思う          44.4% ⇒ 60.4%

・あまり出来ないと思う       17.6% ⇒ 6.1%

・できないと思う                    14.5% ⇒ 2.2%

・わからない                              8.8% ⇒ 2.6%           

と変化しました。

 

〇生徒の感想〇

もっと世界のウチナーンチュのことや昔のことが知りたくなった。

場所が離れていても、助け合う心が大切なのだと思ったから、これからもっとゆいまーるの心で生きていきたい。

戦後と世界のウチナーンチュと豚の意外な関係性に驚いた。世界のウチナーンチュの人々は遠くから故郷の沖縄の惨状を知り、きっととても悲しかっただろうなと思った。その中でなにかしようと行動できるのはすごいと思った。

今日の講話を通して、沖縄の平和学習といえば沖縄戦のことにいきがちだけど、沖縄戦の後にも大変な状況は続いたということが分かりました。私達が今こんな風に生活できているのは前の世代の人達が一生懸命沖縄を思って行動してくれたからこその生活なんだなと思いました。

はじめの頃は世界を変えるなんてできないと思っていたけど、自分ひとりでなく、同じ平和への思いを持つ人が集えば、戦後から今の沖縄みたいに平和に近づけることは可能な気がした。この講話を通して平和のためにできることのハードルがいい意味で下がった気がして、自分にもできることが増えたように感じる。

といった感想をたくさん頂きました。

 

〇スタッフの感想

 豊見城中学校の先生方はとてもチームワークが良く、授業に協力してくれ、生徒の皆さんも積極的に発言をしてくれたので、進めやすかったです。一緒に授業を作ることができてとてもうれしかったです。

 

豊見城中学校の生徒・先生方、ありがとうございました!