はいたい!うなぁ沖縄のスタッフ神山です🌸
2024年11月27日に沖縄県立 泊高校で平和学習の出前授業を行い、
日曜日の実施でしたが、通信課程の生徒のみなさん12名が参加してくださいました。
これは弊社が今年度受託・運営を行っている
「令和5年度 沖縄平和啓発プロモーション事業 御万人(うまんちゅ)ぴーすふるアクション」の一環で、
沖縄県内外の小学校から大学を対象に無料で出前授業を行っています。
〇プログラム〇 1.オープニング 2.難民問題を考える 3.ガマのワークショップ 4.先生方による、朗読 5.Hope Dream Future
1.オープニング
授業の初めに、沖縄県の照屋さんから事業の紹介と挨拶をしていただきました。
2.難民問題を考える
授業の初めに、世界の難民問題に目を向けることを目的に、
4枚の写真を並べ替えるワークを行いました。
3.ガマのワークショップ
世界の難民へ目を向けた後は、78年前の沖縄戦に巻き込まれた戦争避難民の
経験を体験してもらうシュミレーションを行いました。
1945年4月1日、米軍が上陸してきた読谷村を舞台に、
何を持って大きなガマ・小さなガマのどちらかに逃げるかを選択し、移動してもらいます。
それぞれのガマを選んだ理由として、
「家族と逃げられるから」(小さいガマ)
「大勢の人がいると、いろいろな意見が聞けるから」(大きなガマ) などが挙げられました。
4.先生による朗読
シュミレーションを行った後は、このワークのモデルとなったチビチリガマで、
実際に集団自決の場に遭遇した方の証言を担当の大城先生に朗読していただきました。
シュミレーションだけでは分からない、沖縄戦の実相を朗読を通して学んでもらいました。
先生の落ち着いた声も相まって、引き込まれる証言の朗読でした。
5.Hope Dream Future
授業の最後に、玉城千春さんが読谷村のガマで起きた集団自決を学んだ中学生と共に作詞した
「Hope,Dream,Future」を通して、沖縄戦を学んだ自分たちが未来を作るためにどうしていけるかを考える時間にしました。
〈授業前アンケート〉
〈授業後アンケート〉
授業前アンケートの結果との比較してみると、
・できると思う 9.1% ⇒ 18.2%
・何かはできると思う 45.5% ⇒ 63.6%
・あまり出来ないと思う 27.3% ⇒ 9.1%
・できないと思う 18.2% ⇒ 9.1%
と変化しました。
出前授業を終えて、
「私達は継承し、語り継ぐ必要性があると感じたと同時にまだ小さい子供達に私は戦争をする事の悲しさ、
虚しさを伝えたいと思いました。」
「怖いとの思いで今まで沖縄戦の悲惨さに目を背けていたところもありましたが
もっと沖縄戦を知って子供たちの未来を守れるように伝えて行きたい。今起きている紛争も早く収まり世界平和を願います。」
「沖縄戦について自分の意見で動くことができたし、将来沖縄の昔のことと関われる仕事に興味がでたし
いろんな国のことばや考えを学びたいと思えたのでいろんな国に行ってみたいとも思えた」
といった感想を頂きました。
スタッフからの感想
少人数での実施となったことで、いつもより一人一人の意見を丁寧に聞くことができたと思います。
皆さん、積極的に考え、意見を言ってくれてありがとうございました!
先生たちの協力も本当にとても素敵で、事前にカードの準備をしてくれていたことにも大感謝です☺